海外からの植物(ぶどうの木)輸入方法 前編

数日前のブログにて報告しました件。輸入代行業者に丸投げしていたつけなのか、自分がやり方をしっかり把握していなかったのか、、、今回アメリカから輸入したブドウが成田の植物検疫所で彷徨っています…。一度は余市に来たのになぜこんなことに…!

ということで今回学んだアメリカからのブドウの輸入方法を記載します!

①輸入してくれるの苗木業者(ナーセリー)を探す!

これ実は一番大事で、この段階で日本に輸出してあげるよ~!、と言ってくれる業者自体が多くないのです。私の場合、とにかく欲しい品種があったのでこの品種を扱っているナーセリーを世界中で探しました。何件かヒットしましたが、実際に日本への輸出をしてくれる業者はアメリカの1社だけでした。

輸出してくれる業者が絞られてしまうのは、個人、法人関係なく、1団体あたり輸入できる個体数が100となっていることが大きいと思います。苗木、穂木問わず、100という制限です。これがネックなのです。アメリカでウィルスと虫の検査をして日本に来た後、農水省管轄の隔離圃場に約1~2年育成させ、2年目に展葉する葉っぱを検査する必要がありますが、高々100個体のためだけに極東の国にわざわざ輸出してくれるナーセリーは相当良心的です。まして穂木ならば高くても1本100円程度(今回輸入した穂木は1ドル/本)です。100本輸出しても1万円です。そのためだけに、ウイルスや虫の検査を受けるか??答えは否だと思います。普段からそのような検査を行っている大きなナーセリーならまだしも、そのような業者はあまりヒットしませんでした。

2017年5月25日に法改正があり、アメリカからの輸入時における検査項目が増える(Eutypa lataとミカンクロトゲコナジラミの検査が加わります!)ようですが、それ以前であればシロヘリクチブトゾウムシとピアス病の検査が必要でした。合格するとアメリカ農務省発行の検査証がもらえます。フィロキセラは日本に入ってきてから駆逐するため、湯煎にかけますので大丈夫みたいです。まぁ普段からフィロキセラの検査はしているのでしょう。詳細はこちら。

http://www.maff.go.jp/pps/j/information/seido_minaosi/pdf/3_beppyo2-2.pdf

②ナーセリーとコンタクトを取る!

英語が若干変でも構いません。良心的なナーセリーであれば先方がくみ取ってくれるはず…。とにかく希望品種を輸出してくれるのかどうかだけ確認します。okの返事なら御の字です。

③輸入代行業者を探す!

日本への輸出を行うときにナーセリーとやり取りをしてくれる業者です。英語が堪能で、農務省の検査証発行から郵送会社の指定等々全部できるのなら問題ありませんが、私はそんなことは出来ませんので代行業者を頼むことにしました。

検索すれば結構な数の代行業者がヒットしますが、植物を扱ってくれる会社は相当少ないです。探した限り4社程度でした。

④隔離圃場へコンタクトを取る!

②で日本への輸入に目途が付いたなら即コンタクトを取るべきです。なぜならば隔離圃場での受け入れには限りがあるためです。基本的に輸入する方々は目一杯の100個体を入れますので、隔離圃場が常時パンパンな状態なのです。ぶどうを受け入れてくれる圃場は札幌・つくば・神戸の3カ所のみです。かくいう私は札幌と神戸がパンパンでつくば圃場にどうにか押し込んでもらった状況でした。コンタクトを取ると担当者から輸入計画書なるものを送られるので、内容を記載して提出します。

 

①~④を踏めば通常であれば、基本的に輸入代行業者のみとやり取りをして、ぶどうが日本へ入り、成田植物検疫所で検査後に各隔離圃場に送られ、という流れで検査育成開始となります。

ただ、今回は①~④の手順を踏みましたが、順調にいきませんでした。

理由は少々長くなるのでまた明日!

 

きん

「海外からの植物(ぶどうの木)輸入方法 前編」への1件のフィードバック

  1. 池田さま
    ありがとうございます。
    もし機会がありましたらお願いするかもしれません。
    宜しくお願いいたします。

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